こんにちは
ニオイの対策室 森ネズミです。
今回はデオドラントの中でも非常に人気のある
「デオナチュレ ソフトストーンW」の副作用についてまとめました。

結論から先に言うと
一部不明な成分がありましたが、全体的に皮膚にやさしい成分を多く含むため、安全性の高い商品であることがわかりました。
また、アマゾンやツイッター等のSNSの評判も高く、ワキガや脇のニオイにお悩みの方に非常におすすめの商品です。
目次
デオナチュレ ソフトストーンWの成分
まずは本製品の成分を見てみましょう。

有効成分は「焼ミョウバン」と「イソプロピルメチルフェノール」です。
他には液体の伸びを良くしたり、肌触りを良くする成分が添加されています。
ソフトストーンWの有効成分の副作用
焼ミョウバン

焼ミョウバンはミョウバンを加熱して乾燥させたものです。
ミョウバンは<硫酸カリウムアルミニウム>のことで、金属であるアルミニウムを含む化合物で、制汗作用、消臭・防臭作用があります。
ミョウバンは経口摂取した場合と、皮膚に直接使用する場合とでは副作用が異なります。
今回は皮膚に使用する場合の副作用を見てみましょう。
副作用発現状況の概要
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
その他の副作用
頻度不明 過敏症(注) 発疹、紅斑、そう痒 皮膚(注) 刺激感等 (注)このような症状があらわれた場合には使用を中止すること。
KEGG データベースより引用
どうやら、現在のところあまり調査されておらず、重大な副作用は確認されてはいない。
使用してみて発疹等見られたら使用を中止すべしということですね。
イソプロピルメチルフェノールの副作用
有効成分の2つめです。
こちらの物質は殺菌作用を目的に添加されています。
2. 低刺激、非感作性
ほとんど刺激性が無く、人臨床試験等で皮膚アレルギー性は報告されていません。5. 高い安定性
安定な化合物で長時間効果が持続します。
非ハロゲン、非重金属、非環境ホルモン
ほとんど皮膚刺激性が無く、又2%濃度で皮膚アレルギー性・皮膚光アレルギー性もありません。
急性経口毒性LD50 6,280mg/kg(マウス)大阪化成株式会社HPより引用
こちらの成分も皮膚への刺激が少なく、現時点でほとんど副作用が確認されていないことがわかります。
以上のことから「デオナチュレ ソフトストーンW」は副作用がほとんどない非常に安全性の高い商品です!
というのは早計です。
もしかしたら他に添加されている成分に見過ごすことができない副作用があるかもしれません。
ソフトストーンWのその他成分の副作用
成分表によると
メントール、水添ヒマシ油、シクロペンタシロキサン、POPブチルエーテル-1、セスキイソステアリン酸ソルビタン、ステアリンアルコール、BHT
が添加されています。
それでは1つずつ確認してみましょう。
メントール
メントールは天然のミントから生成されるものと人工的に合成されるものの2種類存在します。
本製品はどちらか記載されていませんが構造上は同じです。
副作用に関しては特に記載が見られなかったので、今のところ大きな副作用が確認されていないと考えられます。
水添ヒマシ油

ひまし油とはトウダイグサ科のトウゴマから搾り取った油のことです。
歴史は古く工業用としては石鹸、潤滑油や医療品など非常に多くの製品に使用されています。
また、医療用としても古くから下剤等として世界各国で使用されてきました。
水添とは水素を添加して液体のドロドロの油を硬化させる処理をしたものです。
Cosmetic Ingredient Reviewの安産性データによると
皮膚刺激性やアレルギー性の報告は無いのですが、
ひまし油アレルギーの方は職業レベルの連日の大量使用は控えましょうということでした。
つまり、使用してみて皮膚に異常があれば使用を控えましょうということですね。
シクロペンタシロキサン
化粧品や日焼け止め等によく添加されている成分です。
粘性が弱く、製品にベタつきを抑えてさっぱり感をもたらします。
また、広がりや伸びがいいため使用感を良くする効果があります。
気になる副作用ですが、
Cosmetic Ingredient Reviewの安産性データによると
皮膚刺激性、アレルギー性等ほとんどトラブルの報告が無く非常に安全性の高い成分であることがわかります。
POPブチルエーテル-1
POPとはポリオキシプロピレンのことなのですが、
本成分の性質と毒性に関するデータを見つけることができませんでした。
見つけしだい追加いたします。
セスキイソステアリン酸ソルビタン

本成分は乳化剤として添加されています。
乳化とは、1つの液体にそれと溶け合わない別の液体を微細な粒子の状態に均一に分散させることをいいます。
Cosmetic Ingredient Reviewの安産性データによると
皮膚刺激性に関しては非常に軽度の報告があります。
アレルギー性に関してはデータが無く判断できませんでした
ステアリンアルコール
本成分は乳化剤の補助と滑らかさと肌触りのよさを付与する目的で添加されていると思われます。
また、古くからクリームや乳液に使用されています。
Cosmetic Ingredient Reviewの安産性データによると
皮膚刺激性及びアレルギー性に関しても非常に軽度です。
しかし、一部アレルギー反応を起こす方もいらっしゃるので、使用後に異常を感じた場合は使用を中止しましょう。
BHT
BHTはジブチルヒドロキシトルエンのことで、酸化防止剤として添加されています。
食品への添加に関しては、不安要素の存在が明らかとなったため現在は使用されていません。
では、皮膚に対しての毒性はどうかというと
皮膚刺激性とアレルギー性ともに非常に軽度です。
しかし、一部アレルギー反応を起こす方もいらっしゃるので、使用後に異常を感じた場合は使用を中止しましょう。
まとめ
POPブチルエーテル-1のみ不明でしたがその他の成分に関しては非常に安全性の高い成分であることがわかりました。
ちなみにアレルギー性の非常に軽度というのは「同じ実験を数百人で試したところ、その内数人程度でアレルギー反応が見られた」という報告です。
1%くらいの一部の人にはアレルギー反応が起こる場合があるということなので、もし使用中に異変を感じたら使用を中止してください。
参考にさせていただいたサイト様
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